『俺はまだ本気だしてないだけ』(青野春秋)

今は昔、「こにたんって本気でやってないだけやし、本気出したら俺らも無理だよ。」とおだてられてまんざらでもなかったものの、 歳を重ねて本気出すも出さないも、本気を出す力がない事に気付いたこにたんです。

Amazonkindleで無料版をで何となく読んでみたらハマって早速全巻購入した本がコレ。

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会社員・大黒シズオは、40歳にして漫画家を目指すべく突然会社を辞めてしまう。そんなシズオと彼らの交流を描いたコメディ。

 題名や映画化された事はなんとなく知っていただけで単純に人生の様々な課題に言い訳をつけて逃げている主人公の話かと思ってて。確かに主人公は何事にもゆるい。その場限りに思いついたことを発言し本能で行動をしている感じがする。こにたんの知り合いにも何人かこの手合いがいるけど、一緒にいるとどうもイライラしてできる限り接触をさけてしまうタイプ。

でもたまに、その生き方ができることに羨ましさを感じながらページをめくってた。いわゆるダメ人間の描写なのに、読者としてもそこにフォーカスするのではなく、不器用な、現代社会では報われることなく少し切ない。それでも未来に希望を持って生きて欲しいと主人公を応援したくなるような。そんな漫画。

 映画は堤真一さん主演。 漫画から入ってしまったから、こにたん的には堤さんなんぼ頑張っても元がイケメンやし、ちょっと違うんだなー。 各巻末にスピンオフ作品が掲載されており、またそれが心に残ったりするで。 題名は「俺はまだ本気だしていないだけ」だけど感想は「俺はいつも本気だしてる」だな。

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